本学園は、大乗仏教精神に基づく教育を行い、人と社会と自然との共生、菩薩の利他共生を目ざす「社会に有為な人材」を育成することを目的としています。「利他共生の心」は、本学園が創立以来、継承しつづけてきた建学の精神そのものであり、対等の人間関係を脅かすいかなるハラスメントをも防止し、教育・研究機関として相応しい環境づくりに努めています。令和6年6月28日(金)に全本務教職員を対象としたハラスメント防止研修をオンライン/オンデマンド形式にて行いました。
目的
各ハラスメントの定義や事例、関連する法律などの基礎的な事項について、学ぶとともに、 職場におけるハラスメントの現状と課題を認識し、組織として、ハラスメント防止風土の醸成を図ることを目的に実施しました。なお、学園では内部窓口だけでなく相談のしやすさや公正な判断を期待し外部相談窓口も設けています。この機会に改めて周知をしました。
内容
・ハラスメントとは(定義・影響・なぜハラスメントがおこるのか)
・パワーハラスメント(定義・パワハラ防止法・SOGIハラスメント・アカデミックハラスメント・各種事例)
・セクシュアルハラスメント(定義・判断基準・就活ハラスメント)
・マタニティ/育児・介護ハラスメント(定義・相談事例)
・外部相談窓口の紹介(大乗淑徳学園ほっとライン)
≪受講者の感想≫
ハラスメントの基本的な事項について、改めて確認することができました。またパワーハラスメントと指導の違いについても学ぶことができました。園児・児童・生徒・学生が安心して過ごせる学校として、また働きやすい職場環境を作る上で、ハラスメントを起こさない・起こさせないという意識が必要であると改めて感じました。今後も定期的な研修を通じて学んでいきたいと思いました。
理解が深まるだけでなく、受講前よりもハラスメント防止に対する意識が強くなりました。
ハラスメントを組織的な問題として取り扱い、ハラスメントの要素や要件を理解したうえで、第三者が積極的に関与することの重要性を学びました。
ハラスメントの定義について、自分の元々持っていた曖昧なイメージが基準となっていましたが今回の研修を通じて明確に理解ができました。ハラスメントについては個人の問題ではなく職場の問題という意識を持って過ごすよう心掛けます。