建学の精神

「利他共生」の心
「ともに慈しみ、ともに活かしあう」
 私たちが守りつづけてきた建学の精神は21世紀のキーワードです。

 大乗淑徳学園の建学の精神は、「大乗仏教精神」です。本学園は、大乗仏教精神に基づく教育を行い、人と社会と自然との共生、菩薩の利他共生を目ざす「社会に有為な人材」を育成することを目的としています。

 21世紀は、どのような時代になるのでしょうか。みなが智恵を働かせて地球上のすべての生物を守り、水や空気を大切にし、民族や国の違いをこえて助けあいながら共生する。それが、理想の姿ではないかと思います。
 じつはこの「利他共生の心」は、本学園が創立以来、継承しつづけてきた建学の精神そのものです。

 明治25年に淑徳女学校を創立した校祖・輪島聞声は、「進みゆく時代のなかで、有為な人になれ」と、社会や人のために生きることの大切さを私たちに教えてくださいました。

 昭和24年、淑徳高等女学校と大乗学園巣鴨女子商業学校を合併し、本学園の礎を築いた学祖・長谷川良信は、その生涯を教育と福祉に捧げ、「感恩奉仕」すなわち、他のいのちに生かされていることへの感謝と、他のいのちを生かして、共に生きることの大切さを、私たちに授けてくださいました。私たちが目指している共生とは、人や社会に、そして地球にやさしく、自分を大切にする心をもつことです。このような精神こそ、まさに21世紀のキーワードといっても過言ではありません。

 本学園では、時代や社会の状況にかかわりなく、つねに「利他共生の心」の育成につとめてきました。それは、人が人として生きるために、忘れてはならない精神、大切にしなければならない心だからです。21世紀の担い手は、みなさんです。世界中の人と手をとりあって、よりすばらしい社会や地球をつくっていくのは、みなさん一人ひとりの役目です。

 希望と夢をもって新しい時代に羽ばたこうとしているみなさんが、本学園での真の「利他共生の心」を学び、理想の世界の実現に役立ってくださることを期待しています。
学校法人大乗淑徳学園
理事長 長谷川 匡俊
進みゆく世に遅れるな
有為な人間になれよ
校祖 輪島 聞声
わじま もんじょう
校祖:輪島 聞声
彼のためではなく
彼とともに
学祖 長谷川 良信
はせがわ りょうしん
学祖:長谷川 良信
進みゆく世に遅れるな
有為な人間になれよ
校祖 輪島 聞声
わじま もんじょう
校祖:輪島 聞声
彼のためではなく
彼とともに
学祖 長谷川 良信
はせがわ りょうしん
学祖:長谷川 良信